2016年度 第114回月例研究会
第114回月例研究会
日時:2016年7月16日(土) 14:00~17:00
場所:渋谷区笹塚区民会館2階会議室1号
【会場案内】
渋谷区笹塚区民会館
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚 3-1-9
・区民会館は催し物に関する質問にはお答えできませんので、会場への電話問い合わせはご遠慮ください。
・会場は駐車場がありませんので、自動車での来場はご遠慮ください。
案内図:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_sasazuka.html
タイトル:若きビアトリス・ウエッブの社会経済学研究
報告概要:
◎報告目次
1、はじめに
2、背景
3、若きビアトリスの社会活動
4、若きビアトリスの社会経済学研究
5、「イギリス経済学の歴史」前半の学説研究
6、小括
7、スペンサーとの社会病理学「論争」
◎報告概要
報告の目的:社会調査家で社会改革家のビアトリス・ポッター・ウエッブ(1858~1943)の青年時代(ビアトリス・ポッター)の経済学説研究を確認・検討し、彼女の社会経済学研究と福祉社会体制論に位置づけ、新しい経済学の原理的な観点を探る。
本報告の対象:ビアトリス・ポッターの1886年から1887年の経済学説研究の社会学的経済学と社会病理学の形成を対象とする。
焦点:特に、ビアトリスの社会学的経済学の原理的観点に焦点を当てる。
・ビアトリスの1886年-1887年執筆の論文草稿と「論争」
1886年8月「イギリス経済学の歴史」
10月スペンサーとの社会病理学「論争」
1887年1月「マルクスの経済理論」
・ビアトリスは1886年の草稿「イギリス経済学の歴史」では、新たな経済学として以下の三層の経済学を提案している.
1、 心理的現象レベルの経済学
2、 物質的現象レベルの経済学
3、 物質的かつ心理的現象の経済学
・1886年草稿では,スペンサーの自由放任主義を批判し、リカードの抽象的演繹的経済学の前提を批判して、マーシャルの経済理論を援用し貨幣タームの分析を採用している。後にビアトリスはシドニーとともにマーシャルのレント論・準地代論による賃金規定を経済理論として評価する。
・『私の修行時代』の付録の内容との対比
1886年草稿と違い、1926年の『私の修行時代』の付録では,その後に展開した主張である、生協と労組の結婚、協同組合国家論を強調している。また、マーシャルとの関係の変化を反映してマーシャルの賃金法則を批判している。
・結論:ビアトリスの三層の経済学の1の「心理的現象レベルの経済学」は、1887年草稿「マルクスの経済理論」で、マルクス価値論を批判して展開した、三層構成の需給論的な価値理論となった.これは、形態的三層構造を有する商品価値論と商品形態論を含意するものと評価できる。
報告者:佐藤公俊(長岡高専)
会場費:なし
13:10より編集委員会・理事会があります。
(参加者は事前に昼食を済ませておいてください。)